レトロフィットとは
レトロフィットとは既存の古い機械を改修し新しい機械にすることを指します。
レトロフィット(retrofit)はretroactive refitを語源とした技術用語です。
古い機械を修理するだけではなく『機能追加』『精度向上』『自動化』『安全性の向上』など時代に合わせた最新技術を利用し、古い機械に付加価値を与え最新化・高効率化を実現します。
レトロフィットサービスはこんなときに便利!
- 制御系が古すぎて修理ができない
- メーカーが撤退・倒産してしまった
- 生産設備のメーカーサポートが終了してしまった
既存設備の移設据付や修理・部品製作といった簡易作業から、大規模改造を行うレトロフィットまで幅広く対応いたします。
詳しくはお問い合わせください
レトロフィットのメリット
レトロフィットには以下のメリットがあります。
- 低コスト
- 短納期
- 生産性向上
- 自然環境に優しい
新規設備導入には時間と大きなコストがかかりますがレトロフィットなら低コスト・短納期が実現可能です。
また、レトロフィットによる最新化によって省力化・効率化が可能になり生産性が向上します。
レトロフィットは既存設備を再利用する自然環境にやさしいリサイクルです。
レトロフィット事例
1982年製コータライン駆動系、制御系更新
老朽化してしまったコータラインの駆動系(モータ、減速機等)を、現行のモータ、減速機に置換え、制御系もPLC制御に一新しました。
更新にあたり旧仕様よりも、巻出し、巻取り装置を新設し扱える基材径を大型化、新たにアキューム装置を新設し作業効率の向上、巻径に応じて自動で停止する等の操作性、作業性の向上、を実現しています。
中国製の巻出し装置改造
中国工場から日本の工場へ引揚げた機械の巻出し部のモータ、センサ、制御部を日本メーカの部品を使いリニューアルしました。
この時、オリジナルになかった機能も追加しています。
1996年製機械の制御ユニット更新
動作不安定との事で、制御ユニットを現行のシーケンサに置き換えました。
富士電機の古いPLCで、紙のラダー図と残っていた純正のコントローラでソフトを読み出しながら、
新規PLCへの置換えと配線変更をし、通常通り稼働しています。
試験装置の配線簡略化
ワークが変わる度に配線を変更する試験設備で、配線が端子台接続となっていて使い勝手が悪いとの事で、コネクタ化して、大幅に配線工数を削減する事ができました。
2012年製展示模型の制御部更新
国立のある施設の中で展示されていた2012年製ミニチュア模型の制御部が、老朽化し、動作が安定しないとの事で、リニューアルしました。
お客様のご要望で、基板ではなく、ある程度一般的に流通している部品を使用してとのご依頼でした。
そこで、基板の手書き回路図を元に信号を追っていき、シーケンサを用いた制御に置き換えました。
合わせてコントロールユニットのリニューアルも行い、現在も問題なく動作しています。
1981年式バーディー50 カスタム
知合いの伝手で弊社に来たスズキ バーディー。
仕事の合間でカスタムしました。
新品タイヤに履き替え、割れていた風よけを撤去し、ヘッドライト、ウィンカーを社外品へ交換するのに伴い、バッテリーを12V化し、配線変更。
また、社外メータを搭載し、カギ部、フロントカウルを弊社でワンオフ製作、取付しています。
今も元気に走ります。
レトロフィット受注の流れ
まずは一度当社にレトロフィットを検討している機械についての詳細をご連絡ください。
以下のお問い合わせフォームにご記入いただければ3営業日以内に当社から折り返しご連絡いたします。
上記の流れは一例です。
御社の状況に合わせて臨機応変に対応いたしますのでまずはお気軽にお問い合わせください。